邪道な整備 スバルサンバーの場合
本業の自動車整備日記です
オーナー様のネタ許可いただいてます
スバルサンバーバンKV3 平成10年式
マフラーから盛大に青い煙を吐くのとオイル漏れの修理です
煙はバルブシールからのオイル下がりとピストンリングからのオイル上がりと思われますが車の年式的にあまり大がかりにしたくないのでバルブシールの交換に留めます
オイル漏れはリヤクランクシールのヘタリが原因と思われます
工具キャディーはセニアカー(笑)
タイヤ運びだけでなく無言でイイ仕事します
まずはクランクシャフトリヤオイルシールを交換
サクッとエンジンとミッションを下ろします
ATはまれですが年間何台もスバル車のクラッチオーバーホールを行うので手慣れた作業です
次にエンジンとミッションを分離
普段おがめないエンジン後部をもろ見えに
案の定オイル漏れでベトベト
先日の車検を通せたのが本当に不思議です
左が新品 960円税別
交換後
組んだら見えないけど綺麗に清掃
エンジン・ミッションを載せたらバルブシールの交換です
王道はクランクケースとヘッドを切り離すのでしょうが車の年齢的にそんな時間と工賃はかけられません
しかも特殊工具もないので工夫だけで乗り切ります
だから「よい子には見せられない」邪道整備となりますので細かい説明は省略
ヘッドカバーを取り外します
ロッカーアーム類をごっそり外し
シャフトだけ元に戻します
あとは交換する気筒のピストンを上死点に持って来て
プラグ穴から〇〇〇〇〇を差し込んでバルブがエンジン内に落ちないように様にし
〇〇〇レンチをロッカーシャフト支点でてこの原理でバルブスプリングを圧縮し
コッターピンを外してスプリングを外し
バルブシールを打ち換えていきます
ネットで調べたらこの「悪魔の技」的作業用の特殊工具
(プラグ穴からコンプレッサーのエアーを燃焼室に供給してバルブが落ちてこないようにするアタッチメントとか)
があるようですがウチではこの作業オリンピック以下の頻度ですから買うのはもったいないですよね
左が新品 1個330円税別
吸気側と排気側 計8個使用
エンジンとミッションの結合部
こちらは完全にオイル漏れがストップ
一方排気煙の方はかなり減ったけどコーナーで横Gがかかった後とかに吹いたりするからピストンリングもスカスカなんでしょう・・・
エンジンをフルオーバーホールするにもアレなんで
もし実用に耐えなかったら程度のいい中古エンジン探しましょうねー
ただ20年前の車だから・・・
完
SUPで宮川大輔→カープ優勝パレード→市内一周→ラーメン→ダンス 2017年11月25日
実は僕
カープファンではありません・・・
でも動機付けが何事にも必要かと・・・
去年のカープの優勝パレードの時、SUPで水上から声援を送った方がいたのは知っていました
だから今年は自身単独行動でもSUPを漕いでパレードを見に行くつもりでした
そしたらある日、広島市内のショップ「マジックアイランド」さんのfacebookから
「参加者募集、みんなで水上からお祝いしましょう、その後のんびり漕いで市内一周しましょう」
との告知が!
まだ未知の世界「SUPで広島市内一周」ができる!
今までは横川の「楠木の大雁木」から原爆ドームまでしか漕いだことがなかったのでとっても魅力的なプラン!
すぐにメッセージを送らせていただき参加させていただくことになりました
本番4日前の夜、facebookで追加の告知があり
「当日の服装はカープのユニフォームかSUP&CARP Tシャツです」
と・・・
SUP&CARP Tシャツは聞いたことがないので見なかったことにして
ユニフォームはファンじゃないから当然持ってない!
まわりにはたくさんカープファンがいるけど汚す危険性大なので借りることもNG
そんな時はそう
メルカリです
当然選手の名前とかの知識ゼロなので広島県からの出品者で手ごろなお値段提示な商品を数点リストアップ
その出品者すべてに
「土曜日(3日後)にどうしても必要なので購入後すぐに発送可能ですか?こちら岩国市です」
とコメントを投げかけました
数時間後
「大丈夫です、本日中に発送します」
と返してくれた方の商品を即購入手続き!
そして本番前日届いたのが
これです
KIKUCHIさんの事はよく存じ上げませんがいいのです・・・
11月25日 土曜日
本番当日の朝、自宅付近は気温1度!
9時、横川某所のコインパーキングに到着
前回の「ひとり原爆ドームツアー」の時と全く同じポジション
10時には漕ぎだせる状態で「楠木の大雁木」集合との事でしたが心配性の僕は9時30分にはスタンバイOK
一番乗りでした
赤いユニフォームのお二人は今回のツアーとは無関係のカヤック乗りのカープファンだそうです
準備体操してる間に続々とサッパーが集結
超安物の僕のSUPが恥ずかしくなってきます・・・
近くにいた方たちに自己紹介したら同じ54歳で誕生日が一日違いのメンバーさんが居てびっくり!
10時すぎ、誰ともなく「そろそろ行きますか」との声で下流に向けて出発!
しばらくして最後発の「マジックアイランド」代表の西川さんに抜かれます(右)
この時初対面だったのでちょこっと挨拶
ユニフォームに「NISHIKAWA」とあるのでご自分用のスペシャルかと思ったら西川って選手がいるのですか?
30分足らずで原爆ドームに到着
集合写真 20数名?
パレードがやってくるのを待ちます
ふと横を見ると正月特番のロケ中の宮川大輔さん!
パレードに向かって水上からは一番声を張ってましたが先頭にやって来たスライリーを見て「あれなんて名前?」ってまわりに聞くあたり僕と同じにせファンなのでは?
朝色々とお話ししたカヤックのお二人もスタンバイ
SUPから見ると沈みそうで怖い・・・
ついにパレードがやってきました
33が僕です
逆にスライリーしか知りません
ごめんなさい
この方たち
どこからここに入って来たのか不明ですがのどがつぶれないかこちらが心配になるくらい叫んでました
(上の歩道に誰もいないことから立ち入り禁止区域だとわかります)
11時
ひとしきり声援を送ったら市内一周に出発です
行程12㎞西川さんに「一緒に回りますか?」と聞かれ
行かない選択もありなのか?
結構きついのかも?
と一瞬よぎった不安を振り払い「お願いします!」
11時30分
太田川を漕ぎ下り、川幅がぐっと広くなり前方に宇品が見えてきました
このあたりで西川さんが僕の重そうなアルミパドルを見かねて自身のカーボンパドルとしばらく交換してくださいました
その軽いこと!らくなこと!
顔は笑ってますが思いのほか暖かく汗だくです
猿猴川をさかのぼり12時30分ランチのため上陸します
セレブ組はオサレなカフェで
庶民派組はコンビニで食べなれたやつを摂取
再出発したころから徐々に引き潮の影響で川が流れ始め体力勝負に!
さらっと流してる風に見えるカープ女子についていくのが精いっぱい
しばらく行った先の橋の上から
サラリーマン
「ひょっとしてパレードを楽しんで来られたんですか?」
僕「はい!今日はお仕事ですか?」
サラリーマン
「そうなんですよー!うらやましいー」
すまん・・・
午後2時
「ドラゴンサップ」途中何度もぶち抜かれました
2時20分
無事ゴール
お前には悪いけど早いSUPと軽いパドルが欲しい・・・
最後尾のメンバーも帰ってきました
午後4時
知り合いのJKがバイトしてる廿日市のラーメン屋さんに初入店してカロリー補給
予告なくふらっと寄ったのにバイト上がり直前に会えてよかった
その後山口と広島の県境の小瀬川まで戻って小一時間仮眠
午後7時から2時間
岩国駅前でジャズダンスのレッスンでラーメンのカロリーを消費するのでありました
土曜日も仕事なのに休ませてくれた会長(嫁)に感謝!
でもそのかわり2日前の祝日に仕事してるんだけどね
完
はじめてのSUPフィッシング 2017年11月3日 5日
もともとSUPを始めようと思い立ったのは雑誌の記事の影響
月刊バサー(釣り人社)
SUPに乗ってブラックバスを釣る特集を見たからです
YOUTUBEで検索すると世界中のSUPFISHINGの動画が見られます
(現在の愛車、30エクストレイルと11フィートのアルミボート
以前はJA11ジムニーにカートップしていました 菅野ダムにて)
バスフィッシングは20年ほど前に始め、10年
前に小型船舶免許を取り中古アルミボートを購入
3.5馬力エンジンを載せて近所のダム湖で釣ってました
ただカートップのため上げ下ろしと船外機、エレキ(トローリングモーター)魚探等々
のセッティングがめんどくさい!
もっとお手軽に「ちゃぷん」と浮かべないかと思ったところにSUPと出会いました
以前の記事のとおり、SUPであちこち出掛けて漕ぎなれたところでフィッシング仕様の制作です
google先生やyoutube先生に習ってプラケースに塩ビパイプをカットしたものを固定して竿立てにし、SUP本体にベルトで固定します
極度の心配性なので万一ひっくり返っても紛失しないようロッドやタックルボックスをゴム類で固定しています
11月3日 祝日
まずは光市室積海水浴場へ
道中の米泉湖周辺は紅葉真っ盛り
光市に入ったところで不思議な乗り物に遭遇
サイドカーの様なトライクの様な?
アウディーのバッジが見えます
この翌々日にはマクラーレン!が走ってました
光市、おそるべし!
現着しましたが予報を裏切って風が強い!
ウインドサーフィンには最適なんでしょうけど・・・
よく見ると沖に物凄い量のヨットみたいのが・・・
そして去年まであんなにずらりと並んでいたイワシすくいの人たちが居ない!
これは一昨年、これでも冬の海です! 人人人!!
理由はこれ、大量のイワシが打ち上げられ捕り放題
このイワシを追って接岸してるブリやスズキやヒラメを釣っちゃおうって寸法
夕方の凪に賭けるかあきらめるか迷いましたが移動を決意
30分ほど戻ってホームの菅野ダムで初めてのSUPフィッシングを開始!
ダムは波がないので立ったままキャストするのも余裕ですがバス釣りは岸際を釣ることが多くその間合いが重要
しかしSUPは少しの風で移動してしまうし引いているルアーの抵抗で狙っているスポットにすぐ近づいてしまう!
全く釣れず困惑してる間に日没終了
片づけ中に出会ったアルミボートの人の話では2週間続けて週末に来た台風による増水の影響か全く釣れてないとのこと
ちょっと面目を保つことに成功
翌々日11月5日 日曜日
再び光市室積海水浴場
一昨日よりは少し風が弱いので出撃します
かなり揺れますが全力で漕いで沖に
そして風に岸へと押し戻されながらキャスト!
何度も繰り返しましたが何も起こらず・・・
今日も魚っ気無しです・・・
ひたすら一人きりでウインドサーフィンの練習をしていた女子
きっと気が合うでしょう
お友達になりたいなぁ
突然現れて
「今日はここに沈むのか?」と聞いてきたおじさま
何のことかわからず「沈むんじゃなくて浮きます」と返したら夕日の事でした
写真撮影ですね
はずかしい・・・
また来月リベンジに来ます!
一応 完
ミッションオイルの交換
仕事が忙し過ぎてブログを更新出来ません!
仕事ネタです
新車から2年
1回目の車検
軽のバンです
走行は35000キロ
同時にエンジンオイル以外のオイルを全交換のご依頼です
まずはフロントのデフオイルから
写真のドレンボルト
内部の磁石部分にこんもりと黒い砂鉄?がくっついてるのが見えますか?
最近ここまで金属粉が出た車を見たことないです
ウエスで拭き取ると思いのほか大きな金属片も混ざってます!
交換して良かったー
次はマニュアルミッションオイル
なぜかドレンボルトに金属粉回収用の磁石が無い
しかし抜いたオイルは金属粉がキラキラと輝いてます
ラストはリヤデフオイル
こちらも少量ですが金属粉が付着してます
あとはブレーキオイルも抜き変えて完了
皆さんはマニュアルミッションとデフのオイルを気にしてますか?
メーカー指定では無交換になっててもこんな画像見たら交換したくなるのでは?
ミッション、デフオイル総量4リットル
4000円と消費税
工賃は車検と同時なのでいただきません
ぜひ!
商売っ気出し過ぎ?
完
SUPで宮島ツーリング 「ジジイ海を渡る」 2017年10月9日
寒くなる前にSUPで宮島の大鳥居をくぐりたいと思い
出航場所や天気、風向き、満潮時刻等を調べて出発!
11時過ぎ、YOUTUBEで見慣れた某所に到着
すでにクリリン先輩が片づけをしてらっしゃる
(注:初対面で仮称です)
まだまだ私初心者ゆえアドバイスを乞います
すると
「今日は思いのほか風が吹いている」
「宮島側の岸際にはカキ養殖用の杭がたくさん水中に立っていて今くらいの満水時には目視しにくいので刺さらない様気を付けること」
「エイが突然ジャンプするのでビックリするかも」
等々有益な情報をいただきました
お着換え中にスミマセン
出会いに感謝です
今後ともよろしくです
出航です
自転車と同様に心配性な僕は荷物が多いです
いつものクーラーボックスには水分、弁当、タオルなんかが入ってます
グーグルマップでのシュミレーションよりずいぶん距離があるのでビビります
水平線やや右にギリ見える白い物が宮島フェリーで目的地です
本当に着くのか?
途中けっこうシーカヤックの方たちとすれ違います
一言二言お話ししてハゲ・・いや励ましてもらいます
そこに鳥居方面から天津飯先輩がやってきました
(注:初対面で仮称です)
ナイスバディーに軽装備、あこがれます
さっそく立ち話開始です(SUPだと文字通り海上で立ち話)
僕「今満潮ですがこれから潮はどちらに流れますか?」
天津飯先輩「ここは流れは気にしなくていいですよ、それより今日は風ですね、帰りはきついですよ」
僕「まだ始めて2か月くらいなんですよ」
天津飯先輩「漕ぐのは何回目?」
僕「5~6回目くらいでしょうか?」
天津飯先輩「・・・そう・・・ちなみに僕は初めてここを漕いだ時帰りは2時間半かかりましたよ」
僕「えええ・・・」
天津飯先輩「とにかく大鳥居まで着いたらしっかりと休憩してください、そしてしっかりと栄養補給してください、常に岸際を漕ぐと疲れた時休憩できます、がんばって!」
ううう・・・
またしても出会いに感謝です
行きは追い風だからけっこう余裕です
かっこいいヨット?の写真撮ったりできます
出発から1時間
大鳥居に到着です
この直前にデカいエイが真横でジャンプしてビビることにも成功
ひとしきりくぐったり動画を撮ったり写真を撮ったりしたら上陸です
いきなり海外っぽい光景に異国に渡った実感がわいてきます
(注:ママに撮影許可は取ってますよ)
鳥居のそばだけど西側の浜は人影がまばらで海パンの不審なおっさんがへばってても恥ずかしくありません
天津飯先輩の助言どおりにシッカリ休憩シッカリ栄養補給
でもすぐそばにFood&Drink Bar「清盛茶屋」が!
メニューもちゃんと日本語表記もあって親切
次回はここでアナゴ丼でもいただきましょうか
名物の鹿に挨拶したら帰ります
天津飯先輩の「2時間半かかった」という言葉が重くのしかかります
暗くなるまでには漕ぎつかねば!
やはり向かい風はキツイ!
漕いでも漕いでも進まないしチョットでも手を休めると押し戻される!
しかも途中に杭が沖まで乱立してて1キロくらい岸に近づけないエリアが!
(黄色い線の部分)
ここは地獄を見ました
結局帰りは3か所上陸して休憩
これはロードバイクのアプリだけど片道4.5キロくらいでしょうか?
休憩時も栄養補給はおこたりません
ガルボがお気に入りです
結局休憩含めて1時間45分ほどで帰着
水浴びして着替えて車の中で仮眠したらそのままダンスのレッスンです(笑)
完
第4回周防大島ぼっちサイクリング 「めぐり逢い 島」編 #ロードバイク 2017年10月1日
季節が秋っぽっくなってきたので5か月ぶりに周防大島にサイクリングです
周防大島は山口県東部の瀬戸内に浮かぶ1周100キロメートルほどの島
今年の春に初めて挑戦して今回が4回目になります
前回までの3回は写真の黄色いいとこからタダで貰ったゲイリーフィッシャーのスーパーカリバーで走りました
もともとはマウンテンバイクですがチョット細めのロードタイヤをはかせてます
しかし今回はまたまた同じいとこからタダでせしめたロードバイク
「GT Vengeance」
相当古いものだと思いますがピッカピカです
そしてフレームの癖がすごい!
ほとんどのパイプが飛行機の翼のようにぺったんこでロリーバーンやニューウェイもびっくりの空力マシンです
しかしこの特殊形状が出発して間もなくトラブルの原因になろうとは・・・
いつものように車載して大島大橋を渡り切った場所の駐車場に向かいます
この時点ではスピードアップが期待出来る自転車なので100キロメートル走る気満々です
島までもうちょっと地点の山道にいた人たち
アメリカの有名な人もいますね
でも夜中に一人で走ってるときライトに照らされたらどーなん?
10時ちょっと前にスタート
しかし6キロ走った所にある写真の看板を撮ろうとUターンしたらサドルがポコッと外れちゃいました
道端で緊急手術開始です
今まで家の周辺で乗り回してた時は異常なかったのに・・・
もちろん心配性なので工具はちゃんと携帯してますがサドルの下まできっちりと例の翼断面カバーでおおわれてるから六角レンチの長さが届かない!
適正な工具を持たなければ整備士であっても無力です・・・
車には長い六角があるはず
でもサドルなしで今下ってきた長い急坂を戻る自信はない
「どうしたんかね?」
そこに初老の紳士登場
一度通り過ぎたけど気になって車で戻って来てくださったとのこと
訳をお話しすると「ワシのウチがこの先1キロほどの所にあるからどうしようもなかったら来てみんさい」と携帯の番号を教えてくださいました
なんとかサドルを仮固定して慎重に走り始めて数分、ガソリンスタンドがありました
「すみません、六角レンチ貸していただけません?」
「ありません」・・・
万事休す
携帯を取り出してさきほどのオヤジさんに電話しました
「300メートル戻りんさい、道に出て待っちょるけえ」
すこし戻ると青いツナギに着替えたオヤジさんが手を振って迎えてくれました
オヤジさんのアジトは街はずれ、海沿いの道路のそばにありました
静かな裏道から庭先にお邪魔します
聞けばここは昔住んでいた住居で現在は島を離れ、車で1時間ほどの場所に住んでおられ趣味のためにちょくちょく通っておられるとのこと
ガレージには小型ボートが入っており、お孫さんと海遊びするとか・・・
うらやましいー
玄関わきの工作室からレンチを出していただきましたが微妙にサイズが合わない!
すると両頭グラインダーを持ち出してくれて
「これで削ってもいいから、削ったらその工具持っていきなさい」
好意に甘えて六角レンチを加工してサドルの取り付け完了
すると
「すこし時間ええか?」
と一番奥にある建物に招かれました
陶芸が趣味で自分用の焼き窯を見せていただきました
さらに畑をつぶして建物を自作で拡張予定
そのためにここに通ってきているとのこと
「どうしてもあんたの自転車が直らんかったらこの自転車のサドルをあげるつもりじゃった」
涙・・・
なんのお礼も出来ないので必ずまた来ますと約束して出発!
ここから一気に橘町のラーメン屋まで走ろうと思ったら「チャリンチャリーン」と妙な音が・・・
石でもはねたんだろうと気にせず更に数キロ走った上り坂で立ちこぎしたとたん
完全にサドルが落ちた
しかも固定用のパーツがない
あの音か!
またサドルが落ちないように慎重に来た道を戻ります
2キロほど戻って落ちた音がしたような気がする工事現場を歩いて探すと
あった!!!
ある意味持ってる???
名も知らぬ漁港のトイレ裏で再手術
オヤジさん魂の六角レンチ改(中央)がありがたい
しかしその後もシッカリ締め付けても走り出すとすぐ緩むの繰り返し
かわいい神社前で修理
南の島っぽい場所で修理
でも停まってる車どこかで見たような・・・
ふと防波堤を見るとうちの店のお客さんが3世代で釣りを楽しんでおられました!
ここでの修理でやっと緩む原因を特定
サドルの固定位置が前過ぎた様です
大幅にタイムロスしましたがトラブル解消!リスタート!
第1目的地のジャムズガーデンの「いちじくフェア」の看板が見えてきました
嫁からのミッションは「いちじくorブルーベリーor柑橘系」
入店して 「スミマセンいちじくは?」
レジのお姉さん「売り切れたんですよ~」
「え~、ホントは10時の開店と同時に入る予定だったのに」
「お客さん、もう1時ですよ・・・」
ブルーベリーだけでもめまいがするほど種類があって選べない!
結局「当店一番人気」の札付きのやつに・・・
3時間もロスしては橘町のラーメン屋までたどり着く前に腹ペコで止まってしまう
とりあえず「道の駅サザンセトとうわ」まで漕ぎます
以前テレビで見たカンボジア料理店「オークン」にトライ
店主に「テレ見ましたよ」と声をかけると上のセットをすすめられました
これが辛さが絶妙でウマい!!!
一見薄味風なカンボジアラーメンですが意外なほどしっかり味がついてます
お立ち寄りの際はぜひ!
左が店主
「おいしかったです!また来ますね!」
その後は「まだ日没まで3時間ほどあるから」と100Km目指してみましたが
急に弱気になって初めて走る峠を越えて島の南岸へ
そこからが延々と続く上り坂で左足の膝が完全にアウト
しかもそのまま南岸を行くととんでもなく長距離になりそうな事に気づく
なんとかショートカットする為に片添が浜からさらに峠越えして北岸に戻り、昼に立ち寄った道の駅の前を通り過ぎて前回見つけた島で一番勾配がないルートで再び南岸へ(汗)
午後3時半
あまりにも膝が痛むので庄南ビーチで倒れこむ
あとはもうそんな急坂は無いので無理しないでそろそろと
どこに?
よく見るとネコだらけ
なんとか午後5時ジャスト
大島大橋まで帰着
ディスタンスは79.67キロ
80キロ走ったって事でご勘弁
ラストは妙に〇〇本が充実したポプラで祝杯
いつも最後は膝が痛くて「二度と来るか!」と思うのに
2~3日したら「また行きたい!」って思うのはなぜ?
完
帰ってきたオトコ その4 手打ち中華そば「山」編 完結!
前回書き忘れましたが嫁がいつも注文してた「チャーシュー抜きの煮玉子入り」はその後「いつもの」で通用してました(生意気に・・・)
つづき
厨房に山根さんがいない!
違う人がラーメン作ってる!
そういえばこの人、ここ最近スタッフとして厨房内にいたけど妙に細かく山根さんから指導をうけてるな~と思ってました
単品中華そばが運ばれてきました
見た目はいつもどおり?
いや、スープが黒い?
からい!!
ストレートの醤油を飲んでるみたい!
もうひとり居たお客さんは水をがぶがぶおかわりして飲んでる・・・
帰宅してネットで調べると
山根さんはお店を違う人に譲り渡したと
福岡に新しくラーメン屋を作るらしいと知りました
ショック!
自然と侍への足は遠のき
年に1~2回、何かの確認をするみたいに立ち寄るだけになりました
(注)
スープがからかったのは最初のうちだけで店主が慣れてなかっただけでしょう
そのうち従来の「侍」の味に近づき、今現在も昼時は駐車場に入れないほどの人気店です!
念のため
その後山根さんは福岡ではなく神戸に「手打ち中華そば ゆうちゃん」を開店したと聞き、いつかふらっと行ってみたいと思いながら会えなくなって3年以上の時が過ぎました
そしてやっと冒頭(その1)の「山根さんが帰ってきた!」という嫁の言葉に戻ります
店の名前は「手打ち中華そば 山」
山?
場所は山口雪舟亭入り口の元喫茶店
ここはいつも国道から見えるので覚えがあります
神戸の店から福岡で「とら食堂」分家のオープンに関わった後今年8月中旬に「山」をオープンされたらしい
数日後、仕事帰りにさっそく伺いました
駐車場は2台分のみ?
よ~く見るとブロックに「山」って心がきれいな人にしか見えないレベルで書いてあります(笑)
店内
もともと小さな喫茶店をパーテーションでテーブル席を隠し、カウンター5席のみのいさぎよさ
これが店内を仕切るパーテーション
前のベンチはウェイティングシートか?
カウンター内の狭いスペースにはEVAのTシャツできめたクールな男性
ほどなくして裏の厨房から山根さん登場!
「おひさしぶりです!」と声をかけるといつもツナギの作業服で毎週のように通っていた僕を覚えてくださってて
「あちこちしてきましたがまたよろしくお願いします」と返されました
中華そばを注文
「侍」の時より少々値下げされたそれは
やや具は減ったものの相変わらずシンプルかつ美しい一品です
麺の食感、スープの味も初めて山根さんのラーメンを食べたあの日そのままの様に思え、至福の時でした
スープを残さず飲み干しお会計
新店舗の難点は厨房が裏にあるので山根さんの姿が見えない事
スタッフさんにEVAのTシャツについてつついていると様子を察したのか山根さんが厨房からでてきたところで過去何百回と繰り返してきた
目を合わせて「ごちそうさま」のルーティーン
これからまたよろしくお願いいたします
もうどこにも行かないで!
完