ハゲニモマケズ

55歳の自動車整備士 仕事の自動車修理、SUP、自転車、釣り、ダンスなどなど

邪道な整備 スバルサンバーの場合

 

 

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本業の自動車整備日記です

オーナー様のネタ許可いただいてます

バルサンバーバンKV3  平成10年式

マフラーから盛大に青い煙を吐くのとオイル漏れの修理です

 

煙はバルブシールからのオイル下がりとピストンリングからのオイル上がりと思われますが車の年式的にあまり大がかりにしたくないのでバルブシールの交換に留めます

 

オイル漏れはリヤクランクシールのヘタリが原因と思われます

 

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工具キャディーはセニアカー(笑)

タイヤ運びだけでなく無言でイイ仕事します

 

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まずはクランクシャフトリヤオイルシールを交換

サクッとエンジンとミッションを下ろします

ATはまれですが年間何台もスバル車のクラッチオーバーホールを行うので手慣れた作業です

 

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次にエンジンとミッションを分離

普段おがめないエンジン後部をもろ見えに

 

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案の定オイル漏れでベトベト

先日の車検を通せたのが本当に不思議です

 

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左が新品 960円税別

 

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交換後

組んだら見えないけど綺麗に清掃

 

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エンジン・ミッションを載せたらバルブシールの交換です

王道はクランクケースとヘッドを切り離すのでしょうが車の年齢的にそんな時間と工賃はかけられません

しかも特殊工具もないので工夫だけで乗り切ります

だから「よい子には見せられない」邪道整備となりますので細かい説明は省略

 

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ヘッドカバーを取り外します

 

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ロッカーアーム類をごっそり外し

 

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シャフトだけ元に戻します

あとは交換する気筒のピストンを上死点に持って来て

プラグ穴から〇〇〇〇〇を差し込んでバルブがエンジン内に落ちないように様にし

〇〇〇レンチをロッカーシャフト支点でてこの原理でバルブスプリングを圧縮し

コッターピンを外してスプリングを外し

バルブシールを打ち換えていきます

 

ネットで調べたらこの「悪魔の技」的作業用の特殊工具

(プラグ穴からコンプレッサーのエアーを燃焼室に供給してバルブが落ちてこないようにするアタッチメントとか)

があるようですがウチではこの作業オリンピック以下の頻度ですから買うのはもったいないですよね

 

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左が新品 1個330円税別

吸気側と排気側 計8個使用

 

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エンジンとミッションの結合部
こちらは完全にオイル漏れがストップ

 

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一方排気煙の方はかなり減ったけどコーナーで横Gがかかった後とかに吹いたりするからピストンリングもスカスカなんでしょう・・・

エンジンをフルオーバーホールするにもアレなんで

もし実用に耐えなかったら程度のいい中古エンジン探しましょうねー

ただ20年前の車だから・・・